〜星空撮影方法の基本!〜


 

 

 

ツイッターなどで、

"星の写真ってどーやって撮るんですか?"

"星をうまく撮るにはどーすればいいですか?"

 

などの質問がそこそこあるので、今回はいつも僕がしている撮り方を紹介していきたいと思います。

 

 

 

僕もそんなにうまくないのであまり偉そうなことは言えませんが…(笑)

場所によって空の明るさは全く違うので、結局自分でいろんな設定で撮ってみるのが一番なんです。

なので、はじめの設定や、撮影しながらどの設定をどう変えていけばいいのかという話をしたいと思います。

 

f:id:tomohiro6:20190518191630j:image

※f:1.8  ss:30  iso:1600  焦点距離35mm

  ソフトフィルター装着

 

撮影方法

設定について

この写真は和歌山の白崎海洋公園(現在立ち入り不可)で撮った写真ですが、空がとても暗く、f3.5では全く映りませんでした😓

 

このようなことがあるので設定といっても一概にはいないのですが、はじめの小手調べとして撮る時僕はとりあえず、

f解放、ss5〜10、iso800、くらいから撮り始めます。

 

そして、写りを見てから、もう少し暗くしていい場合なら、f値を1〜2段ほど絞ります。

 

isoをできるだけ下げよう!って思うかもしれませんが、レンズの解像度は絞った方が良くなります。なのでまずisoが800あたりで抑えられてなお暗くできる場合はまず絞った方が良いのではないかと思います。

 

次に、暗かった場合ですが、とりあえずssを長くしてみます。ですが、20秒を超えると星の流れが目立ち始めてしまうので広角の場合で30秒、35mmの場合は20秒以内にしておくのが良いと思います。

 

※はじめの頃は気になりませんが、星を撮るようになってくると20秒でもだいぶ気になります(笑)

 

それでも暗い場合はisoをあげるしかありません。

 

また、フィルターにソフトフィルター(星の光をにじます効果がある)を装着すると星の流れが目立たなくなるので上の写真のように30秒露光してもまぁなんとか耐えます(笑)

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この写真にはソフトフィルターではなく、クロスフィルターというフィルターを使ってピカピカになる演出を加えてます(笑)

 

ピントの合わせ方

天体撮影の中で最も重要なのがピントです!!!!!

 

ピントが合ってないと試し撮りすら始まりません。

 

ピントの合わせ方ですが、これはライブビュー機能を使って星を拡大しながら確認します。

合わせる星は見えてる星の中で一番明るいものに合わせます。

 

まずレンズマニュアルフォーカスにして、ピントリングを無限遠にします。

 

※ここで重要なのが手振れ補正のあるレンズは手振れ補正機能をオフにしておきましょう!!!!!!

 

そこから、星が一番小さく見えるようになるところにピントを合わせます。とりあえずそれでオッケー👌です。

 

長々と説明しましたが、まとめると

 

カメラの設定をする(上で説明した設定)

→ピントを合わせる(上で説明した方法)

→試し撮りして暗くするか明るくするか決める

→後は自分の好みで楽しむ

 

ってかんじですね!(笑)

 

参考

以下参考に写真と設定をどうぞf:id:tomohiro6:20190518194411j:image

f:2.0 ss:6 iso:1000


f:id:tomohiro6:20190518194402j:image

f:2.0 ss:6 iso:1000


f:id:tomohiro6:20190518194407j:image

f:1.8 ss:8 iso:1000


f:id:tomohiro6:20190518194416j:image

f:1.8 ss:13 iso:1250


f:id:tomohiro6:20190518194422j:image

f:1.8 ss:30 iso:1600(ソフトフィルター装着)


f:id:tomohiro6:20190518194359j:image

f:3.5 ss:10 iso:800

 

最後にもう一度書きますが、手振れ補正はオフに笑笑

 

質問あればなんでもどうぞー👍

 

 

 

北斗七星の写真に使用しているソフトフィルターです。